SLPCのスタディツアーにご参加いただく方は、セブ市内にある孤児院での活動をする機会があります。
孤児院はいくつかセブ市内にあるのですが、2006年から私達が一緒に活動していただいているのがマザーテレサの修道院(Missionaries of Charity)が運営する孤児院です。
● 地域のメディカルセンター
マザーテレサ修道院はこの地域のメディカルセンターとしての役割を担っています。地域の住人が病気になったときに薬を提供します。
この施設で保護されている子どもたちも、病弱で栄養不足の子どもたちなのです。
左の写真の背後が施設の門ですが、そこに、そのことが書かれています。 home for the sick and malnourished children....
マザーテレサの修道院の活動ポリシーは「貧困のなかの貧困を救済する」ということです。セブ市内でも、このあたりは一番の貧困地域であり、治安的にもあまり良くないと言われています。
でも、私達が2006年からずっとボランティアをこの施設に送り続け、一度も事件は起こっていません。
それは、なぜか。
もちろん、私達の現地コーディネーターが毎回、一緒に施設まで連れて行くこので、万が一の事件に遭わないようにしているのが大きな理由の一つですが、ずっとこの施設で日本人ボランティアが活動していることを地域の人達が知っているからなのです。
もう10年近く、この地域の病弱で栄養失調の子どもたちのために日本人がボランティア活動しています。
2011年の東北大震災の時、ちょうど春休みで、多くの学生がマサーテレサの修道院で活動していました。彼らが施設にいくためにこの地域に到着したとたん、地域の人達が集まってきて、なぐさめてくれました。日本からのボランティアだとわかっていたからですね。
● 孤児院での活動内容
子どもたちを行水させたり、遊んだり、ご飯を食べさせたり。じっくりやろうと思えばシスターやスタッフと一緒に掃除、洗濯、料理まで。子供達が住んでいるところなので、やることはいくらでもあります。
子どもは小さな子どもがほとんどで、乳幼児から小学校低学年ぐらいまで。その時期により保護している子どもの数はことなります。
病気が治り、元気になると親元に帰る子どももいます。
マザーテレサの修道院は、この子どもたちの施設とは別に、高齢者の施設も運営しています。
2箇所の施設で活動することもできますよ。