SLPCのスタディツアーにご参加いただく方は、山村集落に住む人達を訪問する機会があります。
セブの市内には多くの貧困地域(スラム街)があります。そのなかで、住民を強制的に山村に移住させて市内をクリーンにする動きがこの数年行なわれています。
政府としてはスラムの衛生環境や治安を改善するための措置なのですが、強制的に移住させられた人達はどのような生活をしているのでしょう?
● 安住の地なのか?
移住先の山村集落には多くの家族、子供達が住んでいます。学校にいくために何キロも歩かなければいけない子供達が多くいます。そして山ではなかなか仕事がないので、市内に降りてくる人たちも多くいます。移住してよかったという人もいます。悪くなったと感じる人もいます。そのあたりを是非ご自身の目で確かめ、住民の人達に尋ねていただきたいのです。
SLPCはこの山村集落の村長をや、集落の長と協力しながら、子どもたちへの食事を提供しています。
コメの配給であったり、フィーディング活動です。山村集落での活動はSLPCが行なう地域開発活動プログラムの一つとして皆さんに参加していただきます。
複数での活動として行なうほうがやりやすいので、春休みや夏休みに大学生の方達が参加されるときに、行なわれるのが一般的です。
地域開発活動は、NGOの活動を目の当たりにすることで、セブの問題、そして、人々の暖かさなどいろんなことを同時に学ぶことができます。セブで貧困にあえぐ子供たちを救うため、そして、子供達に楽しい時間を提供することが目的です。
Koichi Nakano
セブ市内(タランバンのグランモール)からバイクタクシーでおよそ10分程度の距離、およそ4km程度と近いのです。
でも、小さな子どもにとっては毎日往復8kmの距離(山道です)を歩いて小学校に行くのは辛いです。ラッキーだと村の車に無料で相乗りできます。お金があるときはバイクタクシーで20ペソで下まで連れていってもらえます。それでも、市内のスラムにいた時に比べると、健康面ではとても改善されたと思います。あと、仕事があればどれでけよいでしょうか・・・何かここで仕事を創造できないか。それを考えています。