フィリピンの収入格差は本当にひどいと感じていました。とくに私達がボランティアプログラムとして活動している地域は、どこに行っても子供達がお腹をすかせています。
そして、食べているものが、偏っています。子どもの時にこそしっかり、バランスよく食べないといけないのに、お米ばかり(これが一番安いのです)食べて、おかずが無いに等しいのです。
ボランティアの皆さんから頂いた費用で子どもたちのおやつや、食事になるようなものを提供しても、なかなか継続できるものではありませんでした。
何度もセブに来て、貧しい子どもたちに会い、顔を覚えて、名前を覚えると、やはり可愛くなります。
子どもたちのために、すこしでも食べさせたい。シンプルな気持ちが最初のきっかけでした。
フードドライブ活動を定着させたい
アメリカでその活動を見た時に、これをなんとかセブでも取り入れることができないか。。。それを考えていました。
そんな時に、ある人の紹介で、セブの大手食品会社の社長と知り合いになり、貧困層の子どもたちへのフードドライブ活動のアイデアを話したところ、協力してくれることになりました。
企業とお付き合いするためにはセブに、現地の人達が作った組織が必要になります。
ここからNGOの設立へとつながっていきました。
現在始まったばかりのNGO団体ですが、現地の企業に話をすすめ、すこしでも多くのサポートをいただく予定です。そして、日本からのボランティアのみなさんの参加も、この団体を支える資金の一部として利用させていただきます。
私と同じように、一度セブを訪れて、子どもたちの様子を見たら、きっと続けてサポートしたいと思っていただけるはずです。
そして、SLPCのサポート会員に登録していただき、長く子どものサポートをしていただけるようになっていただきたいです。
そして、SLPCは企業や、一般の方々からいただく寄付を確実に管理し、子どもたちの将来のために責任をもって活動していきます。
SLPC日本事務局 池頭