セブ市内のストリート・チルドレン支援センターや、墓地に住む子どもたち、山村集落の子どもたちに食事を提供しにいきます。毎週違った活動先での活動になります。
ストリートチルドレンはセブ市内の観光地、例えばサントニーニョ教会の周辺で観光客に物乞いをしたり、水や土産物を売っています。ストリートチルドレンはセブ市内の観光地、例えばサントニーニョ教会の周辺で観光客に物乞いをしたり、水や土産物を売っています。
小学校の年齢の子どもたちもいます。家族を助けるために小さいながらも働いている姿をみると、複雑な気持ちになります。
でも、ほとんどの観光客はストリート・チルドレンが寄ってくると逃げてしまいますね。
子どもたちも土産の売り方が悪いのです。観光客に笑顔で挨拶すればよいのに、悲壮な顔で無言で土産を突きつけてくるから、売れるものも売れません。
一人の物売りをしている子どもに聞いたことがあります。「何で笑顔で観光客に挨拶しないの?」と、その答えは、恥ずかしいからだったのです。まだまだ本当に子どもたちなんです。
● 山村集落の子どもたち
セブ市内のスラムから強制的に山間の村に移動させられた集落がいくつもあります。
SLPCはそんな村の集落で、定期的にスケジュールを組んでフィーディング活動を行っています。
一つの集落は50家庭から150家庭ぐらいあり、規模もさまざまです。
フィーディングの食事はその集落の協力してくれるお母さん達に作っていただきます。
いつも栄養十分なものばかりと言うわけではありませんが、子供達が美味しくたべることができるように気を配ります。
フィーディングの時には毎回50名ほどの子供達が集まります。集落全員という形にはなりませんが、子供達はいただいた食料を家に持って帰り、家族に分け与えることもします。
シャアの気持ちは小さい子も身につけています。
● 墓地の子供達
墓地に棲む子供達はかなり、生活レベルが低いです。
貧困のために住む場所が無く、セブ政府からもサポートをいただけず、民間の墓地に住む、およそ500家庭の家族です。
子どもたちの数が多いので、全員に食糧配給はできません。現在は一緒に共同活動している牧師がサポートする、およそ100名の子どもたちへのフィーディングを行ないます。
この墓地での配給活動は日本からボランティアの人達も参加していただきます。
SLPCのセブでのボランティア活動プログラムに参加いただき、ぜひご一緒にこの墓地を訪れてください。
初めてこの墓地を訪れた人はみんな、かなりの衝撃を受けられます。
こんな現実がセブにはあるのです。
子どもは、まずはしっかりと食べないといけません。
食べることができたら集中力もでて、勉強しようという気にもなります。