SLPCのスタディツアーにご参加いただく方は、市内のゴミ山に住む人達を訪問する機会があります。
多くの派遣先がありますので、前もってどんな活動をしたいかを日本事務局にご相談ください。
セブ市内のゴミを集める廃棄物処分場です。ここは搬入された廃棄物を地面に積み上げてゆくだけの、開放投棄(オープンダンプ)方式を採用しています。
ここで廃棄物を拾って生活している人々(スカベンジャー(scavenger)と呼ばれる)の住宅環境を見学しにいきます。
● タリサイ地区のダンプサイト
スカベンジャーの人達の生活は、ごみのリサイクルに関わります。各スカベンジャーは自分の担当する資源(金属・プラスチック・紙など)を収集して市場に持ち込み、そこで買い取り業者に売却して収入を得ます。一日の収入は200-300ペソと言われています。
スカベンジャーの家族の子どももゴミの分別を手伝っています。
家の環境はひどいです。家のまわりはゴミだらけ、ハエの数がものすごく、最悪の衛生環境です。
他のスラム街とくらべても、衛生環境に関しては飛び抜けてひどいところだと感じます。
SLPCのスタディツアーとして、このゴミ山に行き、そこに住む家族の生活の様子を見る機会をもちます。ゴミ山の子どもたちのために保育園を運営する教会があります。機会があれば、その保育園を訪問することもあります。(園に責任者がいるときだけ訪問可能なのです。)
2015年の1月にこの処理場は公的には閉鎖されました。しかし、2020年の現在もまだゴミは運ばれ続けています。